【美容室向け】365日がチャンス!お客様の悩みに合わせたDMで売上アップ
新規客へのお礼や、最近来店のないお客様へのアプローチ、お客様の誕生日をお祝いするなど、美容室がDM(ポストカード)を送るタイミングは1年を通してたくさんあります。
今回は、1年間を通して季節ごとのお客様の悩みにあったアプローチ例をご紹介します。
<目次>
■メールよりもDMがおすすめなのはなぜ?
■お客様の悩みを想定し、タイミングよくアプローチ!
■季節毎に送るDMのキャンペーン例とその内容
<春(3~4月)>
<梅雨(5~6月)>
<夏(7~8月)>
<秋(9~11月)>
<冬(12~2月)>
■まとめ
メールよりもDMがおすすめなのはなぜ?
ご来店いただいたお客様へ感謝の気持ちを伝える際、「ご来店ありがとうございました」と1件のメール配信で済ませていませんか?
メールを読むかどうかは【タイトル(題名)】で決まってしまいます。
なぜなら、メールの受信一覧に表示される文字は、タイトルの初めのせいぜい15文字程度です。
お客様のパソコンやスマートフォンには、毎日たくさんのメールが届きます。
その中でよほどお客様の興味をひくようなタイトルでない限り、メールのメッセージを読んでもらえることはありません。
つまり、サロンがお客様に来店に対する感謝の気持ちを伝えたつもりでも、きちんと伝わっていないケースがあるということです。
では、DM(ポストカード)はどうでしょう?DMはいわばお客様との絆を深める“手紙”です。届いた手紙を読まずに捨てる人はあまりいませんよね?
また手書きのメッセージを添えることで、更にサロンの気持ちをお客様に届けることができます。
お客様にサロンの想いをきちんと伝えたい場合は、メールよりDM(ポストカード)を送ることをおすすめします。
お客様の悩みを想定し、タイミングよくアプローチ!
お客様が「美容室に行きたいな・・・」と思うときは、何かしらの理由があるはずです。
たとえば・・・
あなたは風邪をひいて咳が止まりません。
そんな時に『咳によく効く風邪薬があります』という広告が貼ってある薬局を見つけ、あなたは薬局でその薬を買いました。
あなたは、「薬が欲しい」から買ったのではなく、「風邪を治したい」「咳を止めたい」という目的でその薬を買ったのです。
このように行動の前には何かしらの目的・理由が必ずあります。
お客様が美容室に行く目的は、「髪を切りたい」「髪を染めたい」ではありません。
「傷んだ毛先をどうにかしたい」「目立ってきた白髪をどうにかしたい」「キレイになりたい」という目的からです。
お客様が持っている目的(悩み)にアプローチすることで、共感を呼び、来店を促すことができます。
しかし、ただ悩みにアプローチをするだけでお客様は来店されるでしょうか?
アプローチと同時に大切なのは、サロンへ来店するきっかけを作ることです。
DMに「今だけ○○が10%OFF!」といったお客様が今来店する動機となる、
割引などのキャンペーンを印刷することで、更にレスポンスが高くなることが期待できます。
季節毎に送るDMのキャンペーン例とその内容
<春(3~4月)>
キーワード:卒業式や入学式
卒業式や入学式などの新しい門出は、写真にも残るので、ヘアスタイルを整えたい、キレイにしたいと思っている人が多くいます。
小学生や幼稚園のお子様がいる親御さんは、主役の子どもはもちろん、保護者自身のヘアスタイルも悩まれているかもしれません。
そのためこのようなお客様には、親子でご来店を促すようなアプローチをDMでしてみてはいかがでしょうか。
高校生・大学生等の学生のお客様には、カットやカラーで新しい気分をご提案したり、着付けやヘアセット等の式に必要な内容をご案内すると良いかもしれません。
キーワード:母の日のプレゼント
5月の第2日曜日は母の日です。母の日に何をプレゼントしようかと悩んでいるお客様も多いと思います。
そこで母の日限定のキャンペーンDMを作ってみてはいかがでしょうか?
例えばお母様と一緒の来店で特典を用意すれば、お客様もお得ですしお店も単価アップにつながります。
キーワード:新生活の始まり(引っ越し)
春は新生活の始まりの季節でもあり、引っ越しをする人も多いと思います。
新しい土地でどの美容室に行こうか迷っている人や、まだ行きつけの美容室が決まってない人たちを集客するチャンス!
初めて来店されたお客様が他のお店へ行ってしまわないように、お礼のDMや再来を促すDMを送ると良いでしょう。
また、新規のお客様向けにはお店の存在を知らせるために、お店の前にDMを置いたりするのも一つの方法です。
<梅雨(5~6月)>
キーワード:梅雨特有の髪の悩み
梅雨の時期は、湿気のせいで「髪がまとまらない」「髪がうねる」などの悩みを持つ人が多いようです。
そのような方には、ストレートパーマや縮毛矯正の紹介をDMで送ってみてはいかがでしょうか。
また、髪のうねりやハネは、外気の湿気で髪の毛の内部の水分量が増えるのが原因の一つなのでカットやトリートメントでも軽減できます。
ストレートパーマや縮毛矯正にあまり興味が無さそうなお客様には、ヘアケアの提案をするのも良いですね。
「梅雨の時期、髪のうねりや広がりでお困りではありませんか?」といった切り口で、改善案とともにお客様にアプローチしましょう。
<夏(7~8月)>
キーワード:夏のイメージチェンジ
夏の暑さが原因なのか、「夏は髪をバッサリ切りたくなる」という声をよく聞きますよね。
実際“ヘアスタイル ショート”という言葉をGoogleで検索をしている人は7月がだんとつに多いです(下図参照)。
このことから夏はカットに行こうか迷っているお客様が多いことが予想できます。
そのようなお客様には、イメージチェンジカットや明るい色のカラーを提案するDMを送ることで、来店を促すことができるのではないでしょうか。
キーワード:浴衣の着付け、花火大会
夏の一大イベント、花火大会。お客様の中で浴衣を着る人も多いのではないでしょうか。
この時期は「せっかく浴衣を着るのだから可愛く着たい」「浴衣に合うヘアセットをしたい」と思っている人に向けて、着付けやヘアセットのご案内を送りましょう。
花火大会は複数人で行くことが多いので、『お友達と同時で来店すると○○!』のような特典を付けてもいいかもしれません。
<秋(9~11月)>
キーワード:夏紫外線によるダメージケア
秋は夏の間に浴びた紫外線で、髪や頭皮がダメージを受けている状態です。そのため、頭皮環境を整えるヘッドスパの提案がおすすめです。
あるアンケート調査では、15~59歳までの女性のヘッドスパの利用率は15.3%ですが、
美容室で利用したいメニューではヘッドスパが52.5%と最も利用意向率が高い結果となっています。
参考:http://www.nba.gr.jp/report/nbatyousa/web2012/pdf/report_2012.pdf
このことからヘッドスパは、サロンで見かけて気になっているけれども、実際には受けたことがないメニューの一つということが分かります。
機会があれば受けてみたいと思っている人も多くいるので、本格的な冬が来る前に、ヘッドスパを体験するきっかけをDMで作ってあげましょう。
<冬(12~2月)>
キーワード:冬の乾燥によるダメージケア
冬といえば、乾燥によるダメージが気になりますよね。パサつきや静電気でうんざりしているお客様もいるのではないでしょうか。
そのようなお客様には、トリートメントなどのヘアケアメニューや、ホームケア商品をおすすめしましょう。
本当に困っているお客様は、DMのひと押しがあればすぐに美容室に助けを求めにくることでしょう。
まとめ
今回は、お客様にDM(ポストカード)を送るタイミングと内容例をご紹介しました。
季節のキーワードをまとめます。
<春(3~4月)>
・卒業式や入学式
・母の日のプレゼント
・新生活の始まり(引っ越し)
<梅雨(5~6月)>
・卒業式や入学式
・母の日のプレゼント
・新生活の始まり(引っ越し)
<梅雨(5~6月)>
・梅雨特有の髪の悩み
<夏(7~8月)>
・夏のイメージチェンジ
・浴衣の着付け、花火大会
<秋(9~11月)>
・夏の紫外線によるダメージケア
<冬(12~2月)>
・冬の乾燥によるダメージケア
お客様のお悩みに合ったアプローチは、お客様に共感され来店するきっかけを作り自然と来店を促すことができます。
また、DMはお客様とコミュニケーションをとれる手段です。
「この美容室はいつも私のことを気にかけてくれている」と感じていただければ顧客満足にもつながり、その結果サロンの売上アップが期待できます。
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