好印象!美容師の名刺交換のマナーと渡し方
美容師さんやネイリスト、エステティシャンさんがお客様に名刺交換をする時のマナーと渡し方を分かりやすくご紹介します。
名刺をどうやって渡そう?とお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
名刺って必要?お客様に渡すメリットとは
名刺はビジネスシーンで用いられることが多いですが、美容室やネイルサロン、エステサロン等の店舗運営の場合、そもそも名刺って渡した方が良いのかな?と悩みますよね。
名刺を制作するメリットは以下2つです。
- 自己紹介をサポートできる
- 次回指名につながる
1つ目の「自己紹介のサポートができる」は、名刺を使うことで名刺のデザインや質感から美容師さんの世界観やセンスを伝えることができ、多面的に情報を伝えることができます。
また賞を受賞したなど口頭でお伝えすると自慢に聞こえてしまいますが、名刺に経歴として書くことで自然にお伝えできます。
その他にもひと言メッセージ、得意スタイル、InstagramのQRコード等を掲載することで、お客様に自分の人柄をしっかりお伝えでき、安心感や納得感、親近感を持っていただけます。
2つ目の「次回指名につながる」は、まず前提としてお客様は1回しか会ったことのないスタッフの名前を2~3か月の間ずっと覚えていることはまれです…
ヘアスタイルを整えようと思った時に、名刺があればすぐにスタッフの名前が分かり、次回指名をすることができます。
ちょっとした手間に思えますが、スタッフの名前が分からなくお店の名前も思い出せない場合、強く再来店したいと思っていなければ面倒になり他の美容室に目が向いてしまうことも。
お客様がヘアスタイルを整えたい時、すぐに予約ができる状態を作っておくことは次回予約のために大切です。
好印象!名刺を渡すタイミング
名刺を渡すタイミングは以下2つのシーンがオススメです。
- お客様に自己紹介をする時(施術を始める前に渡す)
- 帰りのお会計時
施術を始める前に渡すメリットは、お客様が安心感を感じやすい点です。
ビジネスシーンでは最初に名刺交換をするので、お客様も自然な流れで受け取ることができます。
また名刺に書いてある内容を話のネタにして会話のきっかけにもできます。
初対面のお客様と話すのが苦手という美容師さんは、名刺を使ってきっかけ作りもできます。
施術前に渡す場合の気遣いとして、名刺を渡したら「良ければ名刺はサイド机に置いてくださいね」と促して施術中の名刺の保管場所を促しましょう。
お客様がずっと名刺を手に持っていることが無いようにお声がけします。
もう一方の、帰りのお会計時に名刺を渡すメリットは、施術後に渡すため「今日はありがとうございました!」等のメッセージを添えることができます。
ショップカードも制作している場合は、名刺と一緒に渡すことでそのまま鞄に入れて保管してもらいやすくなります。
また新規のお客様は施術をしないとどういった方か分からないので、顧客になって欲しいお客様を選んで渡せるのもメリットです。
好印象!名刺の渡し方
名刺を渡す手順は以下3ステップです。
- 名刺ケースから取り出す
- にこやかに名乗りながらお客様の胸あたりに向かって差し出す(お客様が座っていたら屈んで目線を合わせる)
- 文字が見やすいように両手で渡す
難しいことは無いですが、慣れていないとぎこちなくなってしまうので、初めて名刺を渡す場合は練習をすると安心です。
特に座っているお客様にお渡しする場合は、座ってすぐではなく、ひと呼吸置いてから渡すなど気遣いをすることで好印象な名刺の渡し方に繋がります。
これはダメ!名刺のNG渡し方マナー・注意点
名刺を渡す前に以下項目をチェックしてみましょう。
- 名刺が折れ曲がっていないか?
- 名刺が汚れていないか?
- 片手で渡そうとしていないか?
- ポケットや財布から直接取り出そうとしていないか?
- 手や爪が汚れていないか?
名刺は自分を表現するものなので、汚れが無いかまずは確認しましょう。
片手で渡したり、ポケットや財布から出してしまうと雑な印象を与えてしまうので信頼感が落ちてしまうので注意。
手や爪については、名刺を渡す時にお客様の目が向くので、ここも身だしなみとして忘れずにチェックしましょう。
名刺の正しい保管方法
名刺が汚れないようにまずは正しく保管することが大切です。
名刺入れで保管する時
名刺入れの大きさにもよりますが、名刺を入れる枚数は20枚程にしましょう。
名刺入れにぎゅうぎゅうに詰めてしまうと、名刺の角がよれたり折れ曲がったりしてしまいます。
少し余裕があるぐらいがちょうど良いです。
名刺入れに入りきらない名刺の保管方法
名刺は100枚から注文がほとんどなので、名刺入れに全部入らないですよね。
名刺入れに入りきれなかった名刺は以下3つの条件で保管するようにしましょう。
- 乾燥した場所で保管
- 光と空気を防いで保管
- 平積みで保管
紙の名刺は空気や光にあたると劣化していきます。
10年ほど前の紙を見ると、少し黄ばんでいたり、よれていたりすることがありますよね。
名刺自体の重さもあるので保管する際は平積みにすることで折れ曲がるのを防ぐことができます。
せっかく作った自分の“顔”となる名刺はキレイな状態で保管しましょう。
筆者のおすすめは、名刺を注文して届いた梱包材に包んで引き出しの中で保管するのが簡単でオススメです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
名刺は自分を表す鏡なので、大切に扱って次回予約に繋げられるようにしましょう。
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